2024年10月02日
現代の技術や素材を使った新しい「ハニワ」をつくるワークショップを、9月28日と29日の両日、たくさんの古墳がある高槻市にある高槻阪急スクエアで開催しました。ひとつは3Dプリンターを使って、もうひとつは樹脂粘土でつくり、2日間で計4回のワークショップに、26人の小学生が参加しました。
「3Dプリンターでハニワをつくろう!」では、3Dのお絵かきソフトを使って、自分が考えたハニワの3Dデータを制作しました。子どもたちは、球体や立方体、三角錐など、既存のオブジェクトを組み合わせて、大きさや位置を調節しながら、工夫をこらしたオリジナルのハニワを完成させていました。
後日、作成したデータを3Dプリンターで出力しました。
「樹脂粘土で光るハニワをつくろう!」では、お湯に浸けると柔らかくなり冷えると固まるプラスチックを使って、ハニワをつくりました。
最初に、ペットボトルの本体、ふた、ラベル、それぞれのプラスチックをホットプレートの上に載せて、どう変わるかを実験しました。熱で小さく縮こまったプラスチックを割り箸でつまみ上げると、チーズのように糸を引きながら融けて伸びるようすを、子どもたちは真剣な表情で見つめていました。
その後、子どもたちはそれぞれ好きな色の樹脂粘土を手にとり、鍋に沸かしたお湯のなかで温め、柔らかくなった色とりどりの粘土をこねながら、ハニワの身体をかたちづくりました。
ワークショップで制作したハニワの作品は、10月4日から31日まで、高槻阪急スクエア1階正面入口で、今城塚古墳を模したジオラマのまわりに並べて展示されます。ぜひご覧ください!