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てづくり「レンズ」で世界をのぞきました!

2024年11月05日

 

電池や光学部品などを製造する「マクセル」が主催する体験教室「てづくりレンズで世界をのぞこう!」が、11月2日、大山崎町にあるアート&テクノロジー・ヴィレッジ京都(ATVK)で開かれました。大山崎町商工会が主催する「大山崎やまフェス2024」に合わせて実施し、47人の小学生が参加しました。

 

 

まずは、レンズのような形をした「レンズ豆」とレンズは、どちらが最初に名前が決まった? 人類最初のレンズは何に使われていた? レンズに使われている材料は? などのクイズを交えて、レンズの歴史を学びました。その後、凸レンズ、凹レンズ、プリズムなどを手にとり、目に近づけてのぞいたり、懐中電灯の光を当てたりして、遊びながらレンズの特徴を体感しました。こどもたちから、大きく見えた! 小さく見えた! 逆さに見えた! などの声が上がっていました。

 




 

次に、小さなお椀に水をいれてのぞいてみると、あら不思議。水を通してもレンズのように文字が大きく見えました。なんで水でレンズをつくらないんだろう? と問いかけると、びちゃびちゃに濡れちゃう、固めないと使いにくい、と返ってきました。

 


 

そこで、レンズを固めてみよう! と話がひろがり、紫外線を当てると固まる「UVレジン」という材料を使って、レンズをつくりました。シリコンの型に特殊な液体を流し込んで、紫外線を当てながら待つこと4分。取り出してみると、丸い形に固まった透明なレンズができあがりました。こどもたちは自分でつくったレンズを目線の高さに掲げ、片目を強くつむってレンズ越しの少し歪んだ世界に触れた瞬間、白い歯を見せながら高い歓声をあげていました。

 






 

その後も、大きさを変えたり、爪楊枝で突いて気泡をなくすことでできるだけ透明度を高めたりして、レンズの試作を繰り返しました。他にも、ラメを加えてキラキラ光るレンズをつくってみたり、レンズ以外の形に固めて装飾品をつくってみたりする参加者もいました。

 




 

この日は午後に大雨警報が発表され、横殴りの大雨が降りました。会場の「クセがあるスタジオ」のガラス窓に点々と張りついた、大粒の雨粒ひとつひとつにも、逆さに歪んだ向こう側の風景が映り込み、レンズのように見えていました。

 

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