2022年04月20日
町家科学館にご来館のかたに、気軽にSTEAMものづくりに挑戦していただけるキットを販売します。
はさみやカッター、金づちなどの身近な道具さえあればすぐに始められて、アレンジ自在のキットです。
ご来館のさいは、ぜひ見ていってくださいね。
オンライン講座でも人気のある「フェルトでマスコットをつくろう」の工作パートを、気軽に体験していただけます。
【キット内容イメージ】
キットに加えて、「はさみやカッター」が必要になります。
1. 「どんなマスコットにしようか?」計画しましょう。
丸、四角、三角形?耳やしっぽ、羽やタイヤはついていますか?
2. 芯材となるスポンジを、はさみやカッターで切って形を整えます。
マスコットの完成イメージから、ひとまわり小さく切りましょう。
※スポンジはあくまでも大きい部分を作りやすくするための補助です。
小さいパーツはフェルトだけで作れるので、おおまかな形でOK!
3. スポンジの周りに羊毛をのせて、ニードルで刺し固めます。
スポンジにすこし刺さるくらい差し込みましょう。
何度も何度も刺すとだんだん固まってくるので、よく観察しながら進めてくださいね。
羊毛はまず少しだけ使ってみて、足りなかったら足していくのがおすすめ。
※指を刺してしまわないように注意!
※机を傷つけないように、下敷き用マットの上で行いましょう。
小さなパーツやしっぽなどの飛び出したパーツは、フェルトだけで刺し固めて形をつくった後、本体につなげるとやりやすいです。
4. 目玉やストラップを取り付けて、完成!
※ストラップは、フェルトを通して本体に固定した丸カンに取り付けてください。
羊毛は針でつつくと固まっていきますが、ほかの繊維、たとえば植物からとれた綿は、針で刺したら固まるのでしょうか?
実は、羊毛以外は針で刺してもなかなか固まりません。
その理由は、センイの表面の形が違うからです。
綿や麻といった植物の繊維を顕微鏡で拡大して見てみても、表面はなめらかです。
対して羊毛の表面は、うろこ状になっています。このうろこが引っかかりやすく、針で刺すことでセンイ同士がどんどん絡まっていくため、羊毛は針で刺すと固くなるのです。
この表面のうろこ状の構造は人間の髪にもあります。
寝ぐせで髪がからまったとき、ほぐすのに時間がかかるのも、このうろこ状の表面のせいかもしれませんね。
「工作したい!」という気分のときにピッタリな、カラクリづくりキット
【キット内容イメージ】
キットに加えて、「プラスドライバー」「ラジオペンチ(針金を切るため)」
使う金具によっては「金づち」が必要になります。
1.平たい木と細長い木をネジで留めて、台座にします。
2.細長い木の真ん中に開いている穴に針金を通し、曲げてハンドル部分を作ります。
3.ハンドルの針金とつながるように、動きのしくみをつくっていきます。ここが腕の見せどころ!
※詳しい動きのしくみの例は、下の「カラクリのしくみアイデア」を見てね
4.つくったしくみにピッタリの飾りつけをしたら、完成です。