2023年08月29日
7月、同志社中学校にてエクステンション講座『ものづくりのプロセスを知ろう』を行いました。
全4回、各回90分をかけてモーターカーを製作・制御し、成果物を改善/発展させる企画を考える体験を通して、ものづくりのプロセスを学び、自分のつくりたいものを作るプロジェクトを実施できるようになるための講座です。
設計とはどんな仕事なのか、ものづくりのプロセス上ではどんな役割なのか?という内容を説明。
その後、実際に3D CADを使用して、モーターカーのボディを設計しました。生徒さんたちはおのおのオリジナリティあふれるデザインのモデルを作成してくれています。
出来上がったデータは、3Dプリンターで印刷を始めます。
制御でできることは何か、説明します。
モーターカーを組み立て、前進/後退やLED点滅をマイコン制御で行います。
思った通りの動きをさせるために必要な回路は?適切なプログラムの記述は?など、アクチュエータ(実際に動く部分)の仕組みの解説をふまえて考えながら進めます。
その後、アレンジを加えて思い通りの動きになるようプログラムを組めるか挑戦します。
1日目・2日目でできなかったり、改善できると気づいたりした部分に取り組みます。
実際に手を動かしたり、試作してみると気づける改善点はたくさんあります。
ものづくりのプロセスの出発点、企画に立ち返ります。
企画の役割や、企画するときに考える必要のある6W2Hなどを解説します。
「今後、何をどのように作りたいのか」ワークシートに記入して企画を整理し、前に立って発表します。
これまで手を動かして製作してきたことで、成果物のさらなる改善や、新しく作ってみたいもの、それに必要な手順や材料のイメージが具体的にしやすくなっています。
今後も講座内容の改善を図りつつ開講していく予定です。