2024年04月05日
3月24日(日)、つくるまなぶ京都町家科学館にて『ものづくり探究講座発表会』第2回を行いました。
町家科学館で開講している ものづくり探究講座にて、自らの“やってみたい・つくってみたい”に挑戦している子どもたちの探究成果の発表会です。
みなさんには「なにをつくるのか、なぜつくるのか、どうやってつくるのか」そして「これまで考えてきたこと」を伝えてもらいました。
また、保護者のみなさん、つくるまなぶのナビゲーター、ゲストが聞き手となって、感想やアドバイス等をフィードバックしました。
以下、発表順に概要をご紹介していきます。
ご家族との約束事で、ゲームセンターのUFOキャッチャーができなかったことから製作を始めたYさん。前回発表のさいは手動で動かせる機構を作っていました。
今回発表までに、以下の内容に取り組みました。
・動きの改善、プログラミングやモーターを使った電動化
・ほかの製品から流用していた部品(アーム)の設計
・ボタンやレバーといった操作部分をつくる
レーザーカッター・3Dプリンターなどを駆使して、パーツを製作しています。
実際に動かして見せてくれました。レバーでアームの位置を調整し、ボタンを押すと景品を掴むことができます。
すこし上手く動かない部分もありましたが、これぞUFOキャッチャーという動きができていました!
今後 追加したいことは
・お金を入れるところ
・アームのパワーの調整機能
最後に「完成したら、たくさんの人に楽しんでもらいたい」とYさん。
完成も、製作過程の次回報告も楽しみな取り組みです!
ナビゲーターのコメント
地道な調整を繰り返しながら作り続けられる根気が、
なりよりも素晴らしいことだと思います!
出来上がったらイベントなどで使わせてほしいので貸してくださいm(_ _ )m
前回の発表会では、ガラポン(手回し式のビー玉抽選機)の製作発表でクオリティの高さに会場を沸かせたMさん。今回は、新しい取り組みの『スロットマシーンの製作』について発表しました。
仕様のこだわりは、『柄ごとに出る確率を変えられること』だそうです。
柄の出る確率を調整するために、ドラム(柄の貼り付けられた部分)を回すモーターには「ステッピングモーター」を使うことにしました。
ドラムを3Dプリンターで作成して、ステッピングモーターと連結。マイコンにプログラムを書き込み、ボタンを押すごとに「回る」「止まる」を繰り返すようにしました。
また、モーターの回転の速さを調整するため、ギアによる加速を取り入れました。こちらのギアも、自分でCADを使って設計したものを3Dプリンターで印刷して使っています。
現在の課題は、「モーターの回転がピタッと止まらず、設定の柄より回りすぎてしまうこと」だそう。
今後の工夫に期待です。
ナビゲーターのコメント
ギアの細かい設計で一度行き詰り。それを乗り越える経験をしてくれました。
今後への期待がさらに大きくなりました!
—②に続きます